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ファンクショナルトレーニングの原則とトレーニングの順序立て。

 
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愛媛松山市の理学療法士。病院に行かない文化を作り、健康に関するリテラシーを高めることをコンセプトに、痛み・スポーツ障害・姿勢改善・動作改善のコンディショニングを行なっています。一般向け・セラピスト向けに日常生活や臨床に役立つ身体に関する健康情報などを配信しています。詳しくはプロフィールまで…
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今回は、ファンクショナルトレーニングについて。

痛みの原因や基本動作の問題がある原因を筋力低下が原因と考え、ホームエクササイズで筋トレをひたすらしてもらうように指導するセラピストが多いように感じます。

 

もちろん筋力が低下していると基本動作やスポーツのパフォーマンスが低下することにも繋がりますが、そういった時にただただ筋トレをしたらいいという問題ではないのです。

 

臨床で必ず必要になってくるファンクショナルトレーニングについて解説します。

 

 

ファンクショナルトレーニングとは

 

ファンクショナルトレーニングとは何か??

 

簡単に一言でいうと、

動きのトレーニングです。

 

ファンクショナルというのは、「機能的」という意味です。

機能的とは、正しい関節の動きであったり、効率的な身体の動かし方という部分にあたります。

 

スポーツ選手であれば、サッカーならサッカーの練習。バスケットならバスケットの練習。

競技の技術練習や競技特性に合わせた身体作りをすると思いますが、競技練習をする前の人間の身体の構造で考えた誰もが必要な機能の土台作りという段階にあたるのがファンクショナルトレーニングにあたります。

 

  1. 関節の正しい固め方
  2. 関節の正しい動かし方
  3. 効率的な身体の動かし方

これらを獲得するために行うのがファンクショナルトレーニングになります。

 

つまり、スポーツ選手だけでなく高齢者から子供まで全ての人に共通して必要になってくるトレーニングがファンクショナルトレーニングです。

 

  • 物を持ち上げる
  • 歩く
  • 起き上がる
  • 肩を挙げる
  • 床にしゃがみ込む

 

などなど…

 

日常的にする動作においても、正しい動きで行いないことから起きる痛みなどの機能不全は多くあり、正しい動き方を身に付けることによって改善できる機能不全もあるわけです。

そういう場面にも繋がるのがファンクショナルトレーニングになります。

 

ファンクショナルトレーニングの効果について

 

  1. アライメントの修正
  2. 身体の効率的な使い方の獲得
  3. 怪我の予防
  4. ダイエット効果
  5. 慢性疾患の予防改善
  6. パフォーマンス向上

などなど…

 

ムーブメントトレーニングにあたるため、様々な効果が期待できるのがファンクショナルトレーニングです。

 

ファンクショナルトレーニングの原則

 

動画で解説しているのでご覧下さい↑↑

 

  1. 重力を利用する
  2. 協調運動と分離運動
  3. キネティックチェーン
  4. 3面での運動を行う
  5. 力の吸収と発揮

 

この5原則を考えたトレーニングの組み立てが必要になってきます。

 

重力を利用する

人間が地球上で生きていく上で、常にかかり続ける力は重力です。

この重力に打ち勝たない限り、姿勢が悪くなったり、筋肉を使ってムーブメントを引き起こす時に効率的な動作が出来なかったりするため、重力を利用したトレーニングはとても効果的です。

 

協調運動と分離運動

人間が動作を行う際には、安定している関節と可動している関節が存在しています。

安定するべき関節は安定する。可動するべき関節は可動する。
このそれぞれの役割が逆転したりすることで身体がエラーを起こし、痛みが出たりするわけです。

そして、各関節が協調した動きが出来ているのか。または、分離して動かすことができるのか。
どちらとも必要な要素のため、トレーニングが必要になってきます。

 

キネティックチェーン

人間が動作を行う際に、単体の筋肉を使う時ってまずありません。

1つの動作を遂行する際にも、単体の関節や筋肉が動くわけではなく、多くの関節の動きが動員されて1つの動作が生まれるし、力を伝達できることが必要になってきます。

つまり、関節の運動連鎖であったり、アナトミートレインでいう筋膜連鎖などの連鎖的な作用を使ったトレーニングも必要になってくるということです。

 

3面での運動を行う

動画でも解説していますが、人間の日常生活のほとんどが矢状面上での動きになっています。

人間の身体にエラーが起きる理由として、使い過ぎて生じるか使ってなさ過ぎて生じるかが多いです。

つまり、使ってない動きは出来なくなるし、使い過ぎている動きは使い過ぎることで悪影響が出てくるため、普段使わない運動であっても行うべきなんです。

だから、3方向での運動を行なっていくことは必要になってきます。

 

力の吸収と力の発揮

ジャンプをする時などイメージしてもらえば分かると思いますが、ジャンプをする時の着地動作は力を吸収し、力の吸収があるからこそ力の発揮が可能になります。

特にスポーツ動作など大きな力を瞬時に必要とする場面など力の吸収と力の発揮の関係性が重要になってくる時があります。

力を吸収に使えるトレーニング。力を吸収から発揮に切り替えるトレーニングも取り入れるべきですね。

 

トレーニングを組み立てる順序

 

動画で解説しているのでご覧下さい↑↑

 

トレーニングを組み立てる順序ですが…

  1. ムーブメントトレーニング
  2. パフォーマンストレーニング
  3. スキルトレーニング

 

この3本立てで考えることが大事。

 

そして、ピラミッドの下の段であるムーブメントの部分が獲得出来てるか出来ていないかによってパフォーマンストレーニングやスキルトレーニングをした際に怪我をしやすくなるかしない身体にできるか。技術が身につきやすいか身に付きにくいかなどが決まってきます。

 

まとめ

 

今回は、ファンクショナルトレーニングの原則やトレーニングを行う際の順序などをお伝えさせて頂きました。

 

ただただ筋トレをするのではなく、機能的なトレーニングであるファンクショナルトレーニングも高齢者〜子供まで必要になってきます。

 

正しい動きでトレーニングを行えるように指導できるようになりましょう。

 

 

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