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今注目されている筋膜リリース。筋膜とは何か?筋膜リリースのテクニックとは?筋膜について徹底的に解説していきます。

 
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愛媛松山市の理学療法士。病院に行かない文化を作り、健康に関するリテラシーを高めることをコンセプトに、痛み・スポーツ障害・姿勢改善・動作改善のコンディショニングを行なっています。一般向け・セラピスト向けに日常生活や臨床に役立つ身体に関する健康情報などを配信しています。詳しくはプロフィールまで…
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世間でかなり流行っていますよね。筋膜リリース。

一般の方から治療家まで多くの方に支持されている筋膜。

僕も臨床で筋膜の影響や筋膜の評価をしない日はまずありません。

だって筋膜が原因になってるケースがほとんどだから。

今回は、その筋膜の概要的な話からリリースをするための考え方までお伝えします。

筋膜とは?

まずは超簡単に一般の方でも分かるレベルで筋膜について解説します。

筋膜は書いて字のまんまです。

筋肉を覆っている膜 = 筋膜

です。

超単純ですが、これが筋膜です。

なぜ筋膜を評価しないといけないのか?

なぜ筋膜を臨床で評価しなければいけないのか?

その理由は、筋膜の構造にあります。

筋膜は、筋肉の外を覆っている膜のことです。
筋肉の外側を覆っているということは、

もし筋膜が硬くなったり、何か問題が起きたりすると、筋膜の中にある組織を圧迫してしまいますよね?

その筋膜の内側にあるのは、筋肉・血管・神経・骨などなど…
身体を構成する上で不可欠な物が筋膜の内側にあります。

ずっと筋膜の内側にある組織を圧迫してしまうとセラピストであるあなたであれば想像がつくと思います。

筋膜の構造と評価の重要性を動画で解説
↓↓

筋膜は全身のボディースーツ

筋膜は全身タイツだったり、全身のボディースーツに例えられます。

筋膜は肩だけにある。腰だけにある。
など局所だけでなく、筋膜というのは頭の先から足の先まで全身あります。

人間の身体の構造はある程度どの人も共通していると思いますが、それは筋膜があるからです。
筋膜がなければ、身体の原型が分からなくなってしまいます。

筋膜は全身タイツであって全身繋がっている。

ということは、
どこか一ヶ所に不具合が生じると別の関係ない場所に影響が出たり不具合が出たりするわけなんです。

多分言葉で説明しても分かりにくいと思うので動画で解説します。

動画はこちらから
↓↓

もう少し筋膜の構造を専門的に解説

最初は筋膜を一般の方でも理解出来るレベルでお伝えしましたが、あなたはセラピストなのでもう少し筋膜について深掘りして説明していきたいと思います。

筋膜とは、筋肉の周りを覆っている膜ということには間違いないのですが、

細かく分けると、

  1. 浅筋膜
  2. 深筋膜
  3. 筋外膜
  4. 筋周膜
  5. 筋内膜

この5つの構造で筋膜は構成されています。

この5つに対して、解説を入れると、

・浅筋膜というのは、皮膚のすぐ下にある脂肪だったりの皮下組織の部分に浅筋膜が存在しています。

・深筋膜は、最も筋膜の中で問題が生じやすい箇所と言われており、深筋膜は浅筋膜と違い、3層構造になっており、縦・横・斜めの3つから構成されています。そして、このそれぞれの構造があるおかげで、どの方向にも筋膜が伸びたり縮んだり出来るようになっています。

・筋膜は筋肉の外側にある膜と言いましたが、詳細には筋肉の中にも筋膜は存在していま す。筋肉の解剖や生理学を勉強された方なら分かると思いますが、筋内膜の内側にも1本1本の筋線維や筋原繊維があります。
その筋線維レベルまで筋膜は存在しているということなので、筋肉の中まで筋膜は入り込んでいるということなのです。

そして、上記でも解説したように、

筋膜は全身のボディースーツであって全身タイツです。

他にも第二の骨格とも呼ばれてます。

内臓や骨、筋肉を全て取り除いても筋膜さえあれば人間の身体の形の原型が残ると言われています。

動画での解説はこちらから
↓↓

筋膜の構成要素(コラーゲン線維とエラスチン線維)

筋膜は何から出来ているのか?

コラーゲン線維とエラスチン線維の2種類から構成されています。

1つずつ説明していきますね!

・コラーゲン線維(膠原線維)とは?

コラーゲン線維は、テレビなどのメディアでもよく聞きますよね。
コラーゲン線維の役割はクッション作用衝撃吸収作用があります。
また、筋膜というのは伸び縮みすることが特徴的ですが、筋膜でのコラーゲン線維の役割は伸びる方向に対して作用します。

例えば…
人間が生活している中で壁にぶつかったり人にぶつかったりと何かにぶつかることがあると思います。
この時に、ぶつかった後も問題なく動けたり怪我をしなかったりするのは、このコラーゲン線維が人間の身体にあるおかげです。
もし、コラーゲン線維が無ければ、クッション作用や衝撃吸収作用が存在しないわけなので、ぶつかった組織は全て壊れてしまい使い物にならなくなってしまいます。

日常の物で例えるなら、
粘土とかスライムとかですかね。
押したら押した力に対して変形しますよね。これが衝撃吸収作用であってコラーゲン線維の役割です。

・エラスチン線維(弾性線維)とは?

エラスチン線維とは別名は弾性線維と言います。
役割は、コラーゲン線維の反対でコラーゲン線維が筋膜を伸ばす役割があるのに対して筋膜を縮む方向に動かす役割があります。

コラーゲン線維はクッション作用があり、変形するとお伝えしました。
でも、変形したままだと人間の身体の原型が無くなってしまいますよね。
変形したら元に戻らなければいけません。
それがエラスチン線維の役割です。

物で例えるなら、ゴムチューブです。
ゴムチューブは伸ばすところまで伸ばしたら元に戻ろうとしますよね。
コラーゲン線維によって伸びた筋膜はエラスチン線維によって原型に戻ります。

動画で筋膜の構成要素。コラーゲン線維とエラスチン線維について解説しています。
↓↓

筋膜リリースの基本。筋膜リリースとは?

筋膜リリースってよく聞きますよね。

筋膜に限らずリリースリリースってよく聞きますよね。

リリースって何なんでしょうか?
多分意味を分からずに使っている方もいるんではないでしょうか?

リリース = 解く・解く

という意味です。
解く、解く、緩める、解す。

だから、筋膜リリースとは、
筋膜を緩めて硬さを解放するということ!!

筋膜は、特に深筋膜に問題が生じやすいとお伝えしました。
そして、筋膜は縦・横・斜めと3層構造になっています。

だから、この全方向にリリースをかけてあげることが重要です。

1方向だけでは全く意味がありません。
全方向です。全方向に動きを出すことで初めて筋膜の役割が発揮されるのです。

動画での解説はこちらから
↓↓

まとめ

  1. 筋膜は全身を覆っている膜
  2. 筋膜の中には身体に必要な物がたくさんある
  3. 筋膜は全身タイツ。全身のボディースーツ。第二の骨格。
  4. 筋膜は5つの種類から構成される
  5. 構成要素はコラーゲン線維とエラスチン線維の2種類
  6. リリースとは解きほどくということ

今回は筋膜の概要的な話をさせて頂きました。

今後は全身の筋膜の繋がりを活かしたアナトミートレインの視点から理学療法の評価・治療をお伝えしていきます。

腸腰筋について知り尽くしたい人はこちらから

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