国家試験を8割取って合格する必勝法

なぜこの9月のタイミングで国家試験について書くかですが…
準備や対策は早くしていて損はないということ。
だから、理学療法士だけではなく、他の柔道整復師や鍼灸師など国家試験を受ける人も読んで下さいね。
自分は理学療法士ですが、自分が国家試験を受けた年は、合格率が70%前半で自分が通っていた養成校でも10人以上が不合格になり例年と比較すれば難しいと言われる年でした。
まあ難しい年とも言われていましたが、普通に取れるところでしっかり点数を取ると合格も難しくなく、自分の周りでもしっかり国試本番に向けて対策をして来た人のほとんどは8割くらいは取れて合格していました。
理学療法士の国家試験は280満点で、168点取れば合格のテストです。
200点以上取れてると、安心して合格発表迎えることが出来ます。
自分も224点/280点だったので、安心して合格までの時間を送れました。
出来るだけ多くの人にヒヤヒヤして合格しているか不合格の瀬戸際とかは避けて欲しいのでこの記事を書くことにしました。
理由は、多くの学生さんに見てもらって国試合格して欲しいから。
国試合格するために、この5ヶ月前から心がけてやっていった方が良いと思うことや実際に自分自身がやった方法を紹介します。
目次
まずは自分の現在のレベルを把握する
まずは、ここから。
前提条件として、1人1人レベルが違うと思うので、
まずは自分の実力を知ることを始めにする方が良いです。
コツコツ1から積み上げて解剖学とか運動学とかやるより、まずは最終的なゴールから逆算した方が自分の現在の実力が分かるので悔しいですが、早めに自分が出来ないという事実を打ちのめされた方が圧倒的に後に繋がるので有利です。
方法は簡単で、、
「過去問や模試を3つくらい解いてみる。」
だいたい3回分くらいやればある程度の現在の自分の実力が分かると思います。
この点数によって人それぞれ取るべき行動が変わってくると思います。
現時点で合格点が取れる人
どんな過去問や模試を解いても合格点を現時点で取れる人は、自分自身で今のままコツコツ勉強すれば8割くらい取って勉強できると思います。
まあ少数だとは思うので、、
この現時点で合格点が取れる人の話を深くするのは辞めますね。
点数が取れる人は、どうすれば点数が取れるかや勉強法や自分が足りてない部分とか自分で把握してると思うので。
現時点で合格点取れない人
自分も実際に国家試験対策を始めたのは10月から。
多分ほとんどの人が、最初は合格点を取れたり取れなかったりするレベルか、全く合格点に届かないというレベル。
だと思います。
今回は、こんな人の向けのコラムを書きます。
具体的な方法としては以下の通り↓↓
臨床で活きる勉強より国試に受かる勉強を
まず目的は、
国試に受かること。
例えば、、
触診の練習をすればするほど、臨床で活きるスキルを身に付けることが出来ますが、国家試験に合格するために、いくら触診の練習をしてもあまり国試の合格には繋がりません。
まずは、臨床に使える勉強よりも国試に受かる勉強を後の5ヶ月は徹底してやりましょう。
意味記憶は記憶に残らない
意味記憶で暗記しようとするのは絶対に忘れます。
例えば、、
・上腕二頭筋
・〇〇神経
・〇〇動脈
こういう1つ1つの物を単体で覚えようとするのは全て意味記憶です。
こういう1つ1つの単語を丸々覚えようとすると確実に忘れます。
エピソード記憶とは、そのまんまでエピソードとして記憶する方法。
・小学生の頃の夏休み
・修学旅行で行った場所
・部活動で試合をした相手や場所
こういったエピソードがあることについては意外と覚えている物です。
ストーリー性を持たせて覚えることができれば、記憶に定着しやすくなり、1つ1つの単語の丸覚えなどをすることで記憶に定着しにくくなります。
つまり、エピソード記憶で覚えることです。
問題が解ける解けないは重要ではない
当然、国家試験の本番では、問題1問1問をしっかり取っていく必要があるんですが、、
国試の勉強をする際には、1問1問が出来るか出来ないかはそんなに肝心なところではないです。
問題の5択の問いの1つ1つの用語の意味や説明が出来るかという部分が本当に気にしなければいけない部分です。
5択を1つ1つ調べ尽くす
上記の続きですが、、
国家試験の問題の出題パターンとして、、
理学療法士の国試の場合では、5択ですよね。
国試対策や勉強をしていく際に、1つの問いで正解出来たか出来なかったかはさほど大事ではなく、5つの選択肢があるわけなので、1つ1つのトータル5つの選択肢を1つ1つ調べたり勉強することが大切ですね。
つまり、、
50問あれば、5択なので250通りの選択肢があるわけです。
この選択肢の250個を徹底的に1つ1つよく分からない物を調べて下さい。
国試は消去法で問題が解けてしまう
上記の内容と少し被りますが、、
国試は、答えが分からなくても消去法を使うことで問題が解けてしまいます。
例えば、、
選択肢は5択のため、そのうち3つを知っておけば2択まで正解を絞ることが出来ます。そして、5択の中に1つでも正解を見つけた時点で他の4択の選択肢は当然ですが消えます。
つまり、、
全部の問いに対して理解してなくても問題が解けるのが国試です。
国試対策をしていく上で大切になってくるのは、
・1つでの分かることを増やすこと。
・問題の出題パターンを知ること。
この2つですね。
過去問10年分を徹底的にやる
これよく言われる話ですが、、
過去問10年分くらいはしっかりやり込むべき。
上記の1つでも知っていることを増やす作業が大切と言いましたが、問題の出題パターンを知ることはとても大事なこと。
10年分の過去問を解いてみたら分かると思いますが、毎年過去問を参考にして問題を作成しているのが分かると思います。
過去問をやらない選択肢はない。
過去問からも結構出題されるので、まずは過去問です。
出来ない者同士で勉強するのは最悪
自分が学生時代もそうですが、、
不合格になった人の多くが、仲が良い友達が一緒になって勉強する。
これ最悪です。
何が最悪かというと、点数が取れる同士であれば一緒になって勉強しても問題ありませんが、、
点数が取れない者同士で集まって勉強したところで先には進みませんし、行き詰まったところで前に進むことや解決できないことがほとんど。
国試対策の時には、プライドを捨てて、仲が良いとか仲が悪いとかは関係なく、国試に合格したいなら点数が取れる人や先生に頼み込んで教えてもらうのが手っ取り早い方法です。
一匹狼にならない
これ自分のパターンでした。笑
自分1人で黙々としてましたが、これもあんまり点数が現時点で取れたり取れなかったりの人はあまりオススメできないかな。
やっぱりアウトプット出来る環境がなく、インプット中心のスタイルになると忘れちゃうんですよね。
人に説明したり、逆に人から分かりやすく説明してもらうことで、意味記憶ではなく、自分に腑に落ちたりすることも結構あるので、グループになって勉強するのも1つの作戦です。
5感をフルに使う
見て覚える
書いて覚える
触れて覚える
聞いて覚える
味覚は無理ですが、他の4つの感覚はフルに使いましょう。
やっぱりイメージ付けて覚えるのが1番強い気がします。
アウトプット前提で勉強する
国試のための勉強であることは間違いありませんが、、
人に教えることを前提条件にすることで、自分が勉強することを人に教えるレベルまで噛み砕いて分かりやすく説明する方法を考えます。
そして、人に教えないといけないというのがあると、意外と本気で理解しようとするのが研究とかでも分かっているみたいなので、アウトプット前提で勉強するのも1つの方法ですね。
3点問題のパターンを掴む
3点問題超大事です。
午前問題と午後問題の20問ずつなのでトータル40問で120点ですかね。
正直、ここ取れると他ダメでも受かります。
逆に、ここ取れないとキツイっす。
3点問題で7割くらい取れてると後がかなり楽なので、
3点問題のパターンを掴んでしっかり問題を読んで1番試験の中でも3点問題に時間を掛けましょう。
出題問題の点数配分を把握する
ただ闇雲に勉強すると損します。
点数配分や分野による出題数を事前に把握しましょう。
例えば、、
精神分野が毎年、午前と午後を合わせて2問ずつのトータル4問しか出題されてなかったとします。(実際はどうか知らないです。笑)
もしも、上記の様な1つの特定の分野が4問程度の出題だと、めちゃくちゃ勉強して点数を取れる様になってもMAXで4点です。
今はまだ9月なので良いかもしれないですが、国試勉強をする上で、出題数が多い分野に時間を掛けて勉強しましょう。
どの分野を中心に勉強をすれば手っ取り早く点数を伸ばせるのかを考えた上で取り組みましょう。
(自分が点数取れてない所も把握することね。)
問題を読む癖を付ける
これ1番大事かも。
当たり前の話ですが、最後まで問題を読むこと。
意外と流し読みをしてたら、聞かれていることと答えないといけないことが一致してないこともあります。
問題を読んでも意味が分からなかったら何回も読み直しましょう。
単純ですが、めちゃくちゃ大事です。
まとめ
国試対策をこれから始める学生さんも多いと思うので、参考にして見て下さい。
少しでも多くの学生さんに届く様に拡散してくれると嬉しいです♪(´ε` )
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