本当に注射で身体は良くなるのか?知っておきたい関節内注射・ステロイド注射。

あなたは、痛いところがあるとどうするでしょうか??
自分の周りでも多いのが、注射を打つ。
患者さんでもいますが、、
注射を打って、痛みが引けば、「完璧に治りました。」
っていう人も結構いるのが現状です。
ですが、、
自分自身、痛み専門のクリニックで働いていた経験があるため、よく分かりますが…
「痛みがその時になくなっても、また痛くなって注射をする。」
あなたは、こういった風に…
「痛くなればまた注射をする。」
そういった状態になってないでしょうか??
注射がどういったものなのかを知らない人も多いと思うので、このブログ記事を通して知ってもらえればと思います。
知っておきたい関節内注射・ステロイド注射
肩関節や膝関節が特に多いと思いますが、、
痛みがあれば関節に打つ注射があります。
効果としては…
- 炎症を抑える
- 関節の動きを滑らかにする
こういった作用があります。
そのため、、
注射を打った後は、、
ステロイド剤を入れる訳なので、炎症が抑えられるし、ヒアルロン酸など、関節の滑りをよくする薬を入れる訳なので、関節も動かしやすくなります。
しかし、
「薬や注射というのは、出ている症状を抑えるだけ。」
というのを覚えておいて下さい。
そのため、、
痛みの原因に対してではなく、症状という現在出ている結果に対してのみの治療になります。
患者さんの中でも、、
「注射をすれば治る。」
って言う人がよくいますが、、
正しくは、、
「注射で一時的に症状を抑えている」
といった感じです。
そして、、
注射の炎症を抑えるというのもステロイド剤という薬のため副作用があります。
注射を打つ期間は2週間は空けるべきと言われていますが…
出来るだけ期間は空けた方がいいと医学的な文献でも言われており、
注射を続けて打つことで、、
- 関節を破壊を進行させる
- 関節の軟骨が余計に磨耗する
つまり、注射を打てば打つほど関節が壊れやすくなるというデータもあります。
それを知った上で、注射を上手く使っていく必要があります。
動画でも解説しているのでご覧下さい↓↓
注射は上手く使うことが大切
だからと言って…
注射を打つなと言ってる訳ではなく、注射を上手く使っていくことが大切。
- 期間を空けて使用する
- 本当に痛くて辛い時に使用する
- 他の治療方法と併用する
断言すると、、
注射だけで完治することはないです。
つまり、、
「痛みが出ている原因を探る作業が必要です。」
そして、、
運動や実際の徒手的な施術も併用して行うことが大切になってきます。
ということで、、
今回は、関節内注射・ステロイド注射について知っておいて欲しいことを解説させてもらいました。
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