百獣の王。武井壮の「大人の学校・大人の育て方」から学ぶ!!武井壮のトレーニング理論と理学療法での活かし方。

個人的に武井壮さんの人生観とかめちゃくちゃ好きなので紹介。
ネットで「百獣の王」を検索しても武井壮が出てくるようになりましたしね…笑
まあそんなことは良しとして、
武井壮さんは陸上の10種競技の世界チャンピオンで有名ですよね。
今回は、武井壮さんのトレーニング理論からセラピストとして自分達が臨床をしていく上で活かせることを考えてみました。
目次
武井壮の大人の学校・大人の育て方
※この動画絶対見た方がいいよ。
武井壮の学生時代の不思議に思っていたこと
まず、これは武井壮さんのテレビで言われていたことですが…
小学校5年生の時に、校庭で友達と野球をしていていたみたいです。
その時に、毎回の打席でホームランを打ちたいのにホームランが打てない。
でも、ペットボトルの水を飲みたいなと思って飲めなかった時は1度もない。
これがとても不思議だったと言われていました!!
自分の中でホームランを打ちたい。水を飲みたい。
「〜したい」という気持ちは同じなのに何でホームランを打ちたいはできないのか??
これを大人に聞き回ったが、明確な答えが返ってこない。
- プロ野球選手でも打てないのだからそういうもの
- 練習をすれば打てる確率が少しずつ上がる
じゃあホームランは偶然なのかという疑問が生まれ、
偶然でしか上手くいかないものにこれから先、時間を使っていくのはギャンブルだと思ったらしいです。
自分の「〜したい」が出来ない理由
水を飲みたいはいつでも出来るのに、ホームラン打ちたいは出来ない。
この不思議が解決できたのは、カメラが発売されたからと言われます。
当時、ファンだった野球選手のピッチィングフォームを真似して野球をしていたが、カメラで撮ってみると全然違うことをしていた。
「〜したい」と思って出来ることは、自分の目に見えているものを自分のカラダに運ぶことだけ。見て触ることしか実際に出来ない。
自分の視界から外れたところは自分が思っていることと違うことをしている。
頭の中で思った通りに動いていたつもりで、実際は思った通りに動いてなかった。
これが、「〜したい」が出来ない原因だと判明した。
まさに!!
自分のカラダを思った通りに動かす。
簡単そうやけど、実際めちゃくちゃ難しい。
視覚的に確認できない部位とか、どんな自分でもどんな状態になっているか正直全然分からないこともある。
自分のカラダの動きを分かれば、痛みなどのカラダのエラーが起きることなんか絶対なくなる!!
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) October 22, 2017
自分のカラダを思った通りに動かせるトレーニング
自分の目に見えていない部分はどうなっているか分からない。
だから…
自分のカラダを思った通りに動かせるようになってからスポーツをする
目をつぶって、腕を真横に上げることすらできない自分。
色んな動きに対して自分のカラダが思い通りに動く。
これを全部の関節を使ってやっていったみたいです。
すると…
自分の視界から外れる部分が、どんな状態になっているのかが分かってくる。
自分のカラダの使い方や動き方の癖が自分で分かること。
これほど最強なことはない!!
スポーツ動作でも基本動作でも、何かのエクササイズでも実際に自分の動作を動画撮影してみる。
動画に映る自分と自分の頭の中のイメージの差を縮めることができればできるほど最強になれる!!
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) October 22, 2017
自分のスポーツの経験から
高校まで本格的に野球1筋でやってきた。
・打てなかったら素振りをする。
・エラーをしたら守備練習をする。とにかく練習あるのみ。
これが素人の当たり前の考え方。でも、セラピストになって、自分のカラダの動き方を脳で認識するトレーニングの方が今思えば大事だったなと思う。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) November 3, 2017
自分も高校まで本格的に野球を1筋でやってきました。
打てなかったら素振りをする。エラーをしたら守備練習をする。
自分の周りの人間がしていることや世間一般で言われていることが当たり前だと思っていましたが、実際はこういった基礎練習だったり、自分の頭の中とカラダの動きを一致させるトレーニングの方が明らかに大切でした。
・エラーをしようと思ってエラーをする選手はいない。
・みんなヒットやホームランを打ちたい。頭で思っていることがカラダでできれば失敗することはない。
脳とカラダの動きを一致させるトレーニングがどのスポーツを取っても間違いなく1番大切なトレーニングで上達への1番の近道だろうな!
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) November 3, 2017
だから、基礎基本が大事なんだろうね。
・野球であればキャッチボールや素振り、トスバッティング
・セラピストであれば解剖学・運動学・生理学やっぱり基礎基本がしっかりしていれば応用できるし色んなことに対応できる能力が身に付く気がする。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) November 3, 2017
武井壮のトレーニング理論をセラピストとしての臨床場面での活用
この武井壮さんのトレーニング理論。
実際にセラピストの臨床で活用できることはないのか?
実際の治療場面を考えて見ましょう!!
徒手的な治療でも運動療法でも全てに共通して、患者さんのカラダの変化や運動が出来ている、出来ていないを実際に患者さん自身が視覚的に指標に使えるツールで、セラピストと共有できる状態にすることが大切だと思います。
セラピストですら、自分の頭の中とカラダの動き方は一致していないです。
ということは、患者さんは関節可動域制限や筋力も低下していたり、痛みがあったりと確実に自分たちと比べて、自分の頭で思っていることとカラダの動きとの差が大きいのは当然です。
やろうとしていることが上手く出来ないのは当たり前です。
怪我も病気もしてない人ですら出来ないわけですから…
今の時代は便利な時代となっています。
写真や動画などで患者さん自身が確認できるツールを使うことが便利かと思います。
まとめ
- 自分の思っていることを思った通りに出来るようにする
- セラピストですら思ったことが出来ないカラダ
- 相手に伝えるときには共有できるツールを使う
武井壮さんの「大人の学校・大人の育て方」
これは是非1度動画で見てもらいたいです!!
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