理学療法士という仕事。一生誇れる仕事に出来るように。

あなたは理学療法士という仕事についてどう思われていますか?
良く思うも悪く思うも人それぞれだと思います。
ですが、理学療法士を志した頃は少なからず理学療法士に憧れがあったり格好良さがあったりした経験があるはずです。
今回は理学療法士という仕事について僕の考えをお伝えします!!
目次
僕が理学療法士を目指したきっかけ
僕が理学療法士を目指したきっかけ。
高校時代に野球で怪我をしたから。
それだけの理由です。
僕が野球をしてなかったり、もし怪我をせずにプレーできていたら理学療法士という職業を知ることも目指そうとすることも間違いなくなかったと思います。
そして、僕は高校時代は特に将来のことも考えていない人間。
就職先や進学先など将来どうするかなど高校3年生の夏まで1ミリも考えたことがありませんでした。
正直な話…
高校生で将来の夢がある方が不思議だと思いました。
社会的な経験も全く無いのに将来何になりたいかなどそんなこと分かるはずが無いし、18年間しか生きてきてないのに自分の進む道など決めれるはずがないというのが僕の考えでした。
つまり、僕の場合はめちゃめちゃ理学療法士になりたくて仕方ないという情熱はない。
興味本位。なんとなく。
という気持ちで理学療法士という仕事がどういった仕事なのかハッキリ分からないまま専門学校に入学したのを今でも覚えています!!
理学療法士として働いていく上で大切なこと
専門学校に入学し、勉強も意外と楽しくしていて、何の問題もなく国家試験に合格し理学療法士になることができました。
そこから、理学療法士としてデビューしていくわけですが、
理学療法士として働いていく上で、義務教育時代や専門学校時代との違いに気付きます。
国語、数学、理科、社会、英語の主要な5教科。
学生時代、この5教科の中で苦手な教科はしっかり勉強して克服することが大事と教えられてきた。
でも、セラピストとしての臨床を考えると…
満遍なく出来るより、1つ武器を持っていたり、好きな分野をとことん極める方が価値があったりする。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) October 15, 2017
まずはこれ!!
学生時代は国語・数学・理科・社会・英語の主要な5教科は全て大切なため、苦手な分野はしっかりと克服していくことが大切だと学校の先生からも両親からも学びました。
でも、理学療法士として働き始めると、正直全てを完璧に熟すのは不可能に近いと思います。
最低限の知識は必要だとしても、全てを勉強して克服しようとすると全てが中途半端になってしまう。
このように感じました。
通知表で例えるなら…
・オール4の通知表。
・5が1つだけあって、残りは全部2の通知表。オール4の通知表の方が学生時代は評価される。
でも、社会では、5が1つで残りは全部2の通知表の方が社会的価値があることがある。
苦手なことや好きでない分野は勉強しないのも1つの手段。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) October 15, 2017
そして、通知表で例えるなら…
オール4の通知表の方が良さげですが、実際のセラピストとしての臨床現場では、5という自分の最大の武器を1つ作って残りは全て2でも全然通用するということ。
実際に僕はこのようにしていますし、全て勉強しようとしていません。
苦手なことは得意な人に回してやってもらえばいいだけ。
自分が必要と思えば勉強したらいいだけ。
全てを0から10まで学んでいく必要はないということ。
臨床をしていて素直に思うこと
臨床をしていて素直に思うことです。
嘘を書いても仕方ないのでマジで思っていることを書きます。
リラクゼーション → 筋トレ → 歩行訓練
まず最初はプラットホームに横になる…
こんな訳の分からないルーチンワーク化してるセラピスト多い気がするわ。
こんなことしてたらそのうち脳みそ腐りそう。笑
ちゃんと考えてたら全て同じ流れには絶対ならない!!— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) September 17, 2017
こんなことしてるから、仕事がつまらないと感じるんだと思います。
仕事をルーチンワーク化させること。
やっぱり人間は考えて仕事をするから楽しいし、そこで分からないことがったり疑問が出るから自分で調べたり、セミナーに行って勉強ができたりするんだと思います。
10人いたら10人同じ流れでリハビリにはならないと思うので考えて仕事をする。分からないことは勉強する。勉強したことが臨床に当てはまる。だから仕事が楽しい。勉強が楽しい。
と言えるのではないでしょうか?
経験年数〇〇年目とか、経験年数ばかり目が行きがちやけど…
実際、経験年数と一緒に質も高めていかないと何の自慢にもならない。
言い換えたら、ただ年取ったジジイとババアが身体触りよるだけ。
経験年数とともに中身も成長していけるように毎日大切にしていこう!!
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) September 20, 2017
そして、理学療法士としてもちろん経験年数も大事だとは思います。
しかし、何も考えずに臨床をしていると経験年数だけのセラピストになってしまう気がします。
経験年数(量) × 質
これが重要だと言われていますし、やっぱり考える力を付けていくことが必要ですね!!
臨床していて素直に思うこと。
上手いこと言葉並べてリハビリの必要性を説明したり、必死で言い逃れするセラピストの多さ。
出来ないことは出来ないと素直に認めるセラピストの方がよっぽどカッコいい。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) October 9, 2017
あとは、個人的にこれも大事だと思います。
出来ないことは出来ない。
分からないことは分からない。
これを認めること。
つまり、自分に嘘をつかないこと!!
理学療法士はカラダのプロ
理学療法士はカラダのことについての専門家です。
姿勢を変えたり、動作を変えたりするプロということ!!
プロという自覚を持つことも大切なこと。
セラピストにごちゃごちゃ色んなこと注文してくる患者いるけど、俺がもし患者側なら全部お任せで基本は話を聞く。
これ言い換えたら…
高級な肉を食べに行って、肉を焼くプロがいるのに自分で焼きますって言ってるようなもの。絶対プロに任せると思う。専門家もプロとしての努力をするべき。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) October 24, 2017
高級な肉を自分で焼くかプロに焼いてもらうか。
髪を自分で切るか美容師に切ってもらうか。
答えはもちろん専門家に任せると思います!!
理学療法士はカラダの専門家です。
だから、プロとして努力をし続ける姿勢は継続していく必要があると感じますね。
理学療法士は最高の仕事
最後になりますが、理学療法士は最高な仕事だと思っています。
時代が変化していっても、カラダが1番の資本という事実はこれから先も絶対揺るがないこと。
自分のカラダを自分で治せる。人のカラダを変えることが出来る。
理学療法士。こんな最高な職業はなかなかないぜ。
高校生の時の自分の選択に感謝。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) November 1, 2017
時代が急速なスピートで変化していく時代となっています。
でも、唯一変化しないもの。
それは、カラダが1番の資本という事実!!
自分のカラダを自分で治せたり、カラダの不調の原因が分かったり、カラダで困っている人の手助けができたりできる仕事はなかなか存在しないと思います。
この人類で1番の資本であるカラダや健康に対して知識があり、それをプロとして仕事にできているのはセラピストの誇りであると思いますし、財産だと思います。
自分は、高校時代に興味本位で理学療法士になることを目指しましたが、自分自身が怪我をすることがなかったり野球をすることがなかったりすれば、理学療法士を目指していません。
色んな選択が重なって現在に至るわけですが、
僕は高校の時の自分自身の選択を本当に感謝しています。
理学療法士という仕事は誇りに思える仕事だと思います。
一生誇りに思えるような行動をして勉強し続けていこうと思います!!
皆さんも自分の仕事が価値ある仕事だと言えるような取り組みを是非してみて下さい。
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