理学療法士は自分自身が身体を動かして運動をすることも仕事の一環。

どうもです。
今回は、理学療法士やトレーナーは自分の身体を動かして運動することも仕事の一環という話をします。
ひと昔前と比べて、
スポーツジムが流行ったり、
プロテインが流行ったり、
年々、国民の健康への関心が高まっている気がします。
運動をすることはとても良いことなのは誰もが知っての通りです。
この一般の多くの方が運動をする理由として、、
- 健康でいたいから
- 趣味を楽しみたいから
- 筋肉を付けたいから
- 体力を付けたいから
- 痩せたいから
- リフレッシュしたいから
一般の方のスポーツジムに通ったり運動する理由は人それぞれだと思います。
そこで、、
今回は理学療法士やトレーナーが運動をすることの意味について考えていこうと思います。
目次
一般の方がする運動について
まず、理学療法士やトレーナー以外の一般の方がする運動です。
上記でも記載しましたが…
- 健康でいたいから
- 趣味を楽しみたいから
- 筋肉を付けたいから
- 体力を付けたいから
- 痩せたいから
- リフレッシュしたいから
この中のどれかに運動をする理由が含まれると思います。
理学療法士やトレーナー以外の一般の方の運動の目的は、、
「自分の身体の健康維持やボディーメイク」
これが運動をする目的です。
これ以上の目的は基本的にないです。
理学療法士が運動をする意味
ここからがこの記事の本題です。
一般の方は自分の身体をケアすることが運動をする目的。
それに対して、、
理学療法士やトレーナーは、自分の身体のケアももちろん目的としてはありますが、、
「自分の身体を使って運動をすること自体が、仕事や勉強。」
これ絶対にあると思うんです。
一般の方と明らかに違うところ。
例えばですが…
美容師の方が運動をしても、お客さんの髪を切るスキルには繋がりにくい。
料理人の方が運動をしても、お客さんにいい料理を提供することには繋がりにくい。
営業職の方が運動をしても、営業スキルが上がることには繋がりにくい。
医療職以外の一般の方が、自分自身の身体を動かして、自分の身体が健康になって、気分的にもリフレッシュして仕事が捗るということはあったとしても、自分の身体を動かした結果が、仕事そのものに活用出来たり、人の役に立てる機会はあまりないと思います。
しかし、、
理学療法士やトレーナーの仕事を考えてみると、
- 運動療法の提供
- ストレッチ指導
- トレーニング指導
- ホームエクササイズの指導
知っての通り、相手の身体に関わることが仕事になります。
つまり、、
理学療法士やトレーナーが運動やボディーワークをする意味として、
自分自身の健康管理やボディーメイクはもちろんありますが、
自分の身体を使って得た感覚や体験を患者さんやクライアントさんに直接活用出来る。
ということです。
メリットだらけです。
つまり、、
理学療法士やトレーナーの方が運動をする意識付けとして、
「自分の身体を動かして運動することも仕事・勉強の一環」
こう捉えておくだけでかなり活かせる部分が増えます。
「参考書や文献を読むだけが勉強じゃない」
ってことです。
ボディーワーカーは運動指導が上手い説
運動指導もまずは自分がやってみるのが手っ取り早い。
自分が持ってるPHIピラティスの資格も、1日身体を動かして自分の身体で体験する方法。
スクワットで大殿筋が働くのを知識上で知ってても、やってみないと伝え方も分からない。
キューイングが上手くなる方法はこれしかない気もしている。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) September 18, 2019
だから、、
身体の知識があるけど、全く運動とかしたことない理学療法士よりも…
全く資格も何も持ってないけど、ボディーワークしてる人の方が運動指導させたら上手かったりする。
確かに解剖学・運動学を知っていることに越した事はないけど…
運動指導するなら運動して体験してみるべきだね。 https://t.co/jWVIWNbM6i
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) September 19, 2019
理学療法士って国家資格を持っていて、解剖学や運動学の知識もあります。
でも、全く自分自身が運動をしたことがない理学療法士って結構いますよね。
大殿筋を働かすために、ブリッジ運動を患者さんにやってるけど、
提供している本人がブリッジ運動を実際に自分の身体を使ってやったことがない。
こういう人って結構いると思うんです。
- どういう声掛けをされたら理解しやすいのか
- 足の位置はどこに付けばより収縮しやすいのか
- 膝の角度はどうするのか
- どんな代償が出やすいのか
- 本当に大殿筋に効いてるのか
知識上では知っていても教科書通りにいかないのが臨床現場です。
実際に自分の身体を使って体験しましょう。
確かめましょう。
それが運動指導のスキルアップに繋がります。
だから、、
自分の身の回りでも経験していることですが、
全く国家資格も何も持ってないし、インストラクターとかの資格も持ってないけど、普段から運動をよくしている。
こういう人の方が、、
「全く運動をしたことがない理学療法士と比べても、資格を持ってない素人の方が運動指導が上手い。」
こんな不思議な現象が起きているのも事実です。
つまり、、
簡単にまとめると、、
理学療法士やトレーナーは、、
- 参考書や文献を読むだけが勉強じゃない
- 身体を動かすことが勉強・学び
理学療法士が運動をして得られるスキル
理学療法士やトレーナーが自分自身が運動をして得られるスキルです。
- 自分の身体が単純に良くなる
- 相手に伝わる表現が身に付く
- シンプルな言語が思い付く
- 運動で意識する部分が分かる
- 代償動作が見抜けやすくなる
- 負荷量の調節が出来る
- 運動のバリエーションが増える
- 人間の身体の動きが分かる
などなど良いことづくしです。
この身体を動かしての気付きを、元々ある運動学や解剖学の知識を使って考えるとよりスキルアップします。
オススメなので参考にしてみて下さい。
ではでは♪(´ε` )
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