〜理学療法士が伝えるカラダメディア〜

施術・ピラティス予約はこちら(PHYSIO松山)

筋肉を弛緩させる。緩める。人間のカラダの硬さができる場所。癒着しやすい場所は決まっている?筋硬結ができやすいポイントを理解する!!実際に臨床でやっているリリーステクニックも公開。

 
この記事を書いている人 - WRITER -
愛媛松山市の理学療法士。病院に行かない文化を作り、健康に関するリテラシーを高めることをコンセプトに、痛み・スポーツ障害・姿勢改善・動作改善のコンディショニングを行なっています。一般向け・セラピスト向けに日常生活や臨床に役立つ身体に関する健康情報などを配信しています。詳しくはプロフィールまで…
詳しいプロフィールはこちら

セラピストなら臨床で筋肉の硬さやその他の組織の緊張具合も評価していきますよね。

筋肉の硬さも、人それぞれ硬さが出来ている場所やその人の生活習慣などで変わってくるわけですが、ある程度硬さが出来やすい場所は決まっています。

これは人間の身体の構造上決まっているのです。

だから、僕も実際に患者さんを診ていても感じる部分でありますし、多くの人に硬さが出来ている部位が共通しています。

筋肉の硬さが出来やすい3つのポイント

人間の身体の構造は一般人もスポーツ選手も子供も高齢者もある程度同じ構造をしています。

だから、硬さが出来やすい場所や生活や動作の際によく使う場所が共通している。

人間の共通した硬さが出来やすいポイントは3つあります。

その3つのポイントをお伝えしていきます!!

筋肉と筋肉の間(組織と組織の間)(筋間中隔)

まずは1つ目のポイント

筋肉と筋肉を分けているポイント(組織間・筋間中隔)

です。

例えばですが…

  • 上腕二頭筋と上腕三頭筋を分けている内側・外側の筋間中隔
  • 外側広筋と腸脛靭帯の間
  • 前脛骨筋と長指伸筋の間
  • 大腿直筋と中間広筋の間
  • 内側ハムストリングスと外側ハムストリングスの間
  • 前腕の屈筋群、伸筋群の各それぞれの間
  • 三角筋と大胸筋の間

など他にもいくらでも出てきますが、とにかく筋肉と筋肉を隔てている間です。

今回は、筋肉の硬さの話をしているので筋肉の話が中心になってきますが、これは筋肉に限った話ではなく、他の組織と組織の間でも同じようなことが言えて硬さが出来たり癒着が起こりやすいポイントでもあります。

↑この赤色の線を引いた部分です。

これは、
・前脛骨筋と長趾伸筋の間
・腸脛靭帯と外側広筋の間
です。

このような感じで組織と組織の間に硬さや癒着ができます。

筋肉の走行が交わるポイント(クロスポイント)

2つ目のポイント

筋肉と筋肉が交わるポイント(クロスポイント)

です。

例えば…

  • 内側ハムストリングスと腓腹筋内側頭のクロスポイント
  • 外側ハムストリングスと腓腹筋外側のクロスポイント
  • 上腕二頭筋と前腕屈筋群のクロスポイント
  • 大殿筋とハムストリングスのクロスポイント
  • 大腰筋と横隔膜のクロスポイント
  • 長腓骨筋と後脛骨筋のクロスポイント
  • 中殿筋と小殿筋のクロスポイント
  • 斜角筋と胸鎖乳突筋のクロスポイント

これも他にも出てきますが、筋肉と筋肉の走行が被っている部分です。

特に多いのが、

・インナーマッスルとアウターマッスルの表面と深層の境目の部分。

・2関節筋の交差する起始や停止の関節部分。

です。

↑内側ハムストリングスと腓腹筋内側頭のクロスポイント

↑上腕二頭筋と前腕屈筋群のクロスポイント

↑後脛骨筋と長腓骨筋のクロスポイント

このように人間の身体には多くのクロスポイントが存在しています。
そのクロスポイントに硬さや癒着が出来やすいです!

筋肉の付着部(起始と停止)

3つ目のポイント

筋肉の付着部(起始と停止)

です。

例えば…

  • 大腰筋の腰椎横突起と小転子のポイント
  • 大臀筋の腸骨後面と大腿骨後面のポイント
  • 肩甲下筋の肩甲下窩と小結節のポイント
  • 後脛骨筋の脛骨後面と足根骨や中足骨のポイント
  • 胸鎖乳突筋の鎖骨、胸骨頭と乳様突起のポイント

いわゆる起始と停止の部分です。
起始と停止の部分は筋肉の中でも特にストレスが掛かりやすい部位と言われており、収縮形態によっても停止が起始に近く、起始が停止に近くなど様々な収縮や活動がありますが、これらによって筋腹以上に端と端にストレスが加わります。

↑ハムストリングスの起始の坐骨結節のポイント

↑前腕屈筋群の起始のポイント

↑中臀筋や小臀筋、深層外旋六筋も付着する大転子のポイント

このような起始と停止のポイントに癒着や硬さが起きやすいです。

特に多くの1つの筋肉だけでなくいくつかの複数の筋肉が付着する坐骨結節や大転子や上腕骨内側上顆、外側上顆など筋肉の起始や停止が密集している場所が癒着が起こりやすいです。

筋肉が癒着しやすい。硬さが出来やすいポイントを動画で解説。

①筋肉と筋肉を分けているポイント(組織間・筋間中隔)

②筋肉と筋肉が交わるクロスポイント

③筋肉の付着部(起始と停止)

基本的にはこの3つです!

動画で解説しているのでご覧ください。
↓↓

筋肉が癒着しやすいポイントをリリースする方法

上記でお伝えした3つのポイントが筋肉が硬くなりやすく癒着しやすいポイントです。

だから、この3つの場所の硬さを中心に評価したり硬さを取っていけば良いわけなんですが…

その方法として、実際に僕が臨床で行なっている方法をご紹介します。

①自動運動

この自動運動めっちゃ効果的です。
僕も人に教わって知ったことです。実際に患者さんに動いてもらって改善するケースがとても多いです。
方法としては、筋肉と筋肉の間であれば、目的とする組織と組織の間にセラピストの手を入れて、そのまま自動運動を入れる。クロスポイントでも起始と停止の筋の付着部であっても同じで、剥がしたい、癒着を改善させたい場所にセラピストの手を入れて自動運動を入れる。
かなり単純ですが、これだけでも変わる患者さんが多いです。

②徒手療法

色んな徒手療法やテクニックが世に出回っていますが、僕もいくつか手技やテクニックを使ったりしています。
これも効果的なリリーステクニックと思っています。
でも、テクニックも評価ありきのテクニックなのでまずは、しっかり評価や原因などを明確にすることが1番大切ですよ。

③動作訓練

筋肉が硬くなっているのには原因があります。
硬さを取り除いてもまた同じ動作を繰り返していたらまた硬さが出来る。癒着が出来る。
また、硬くなれば緩める。結局同じことの繰り返しになります。
だから、筋肉の硬さを取り除くことに動作訓練を使うこともありますし、別の方法で筋肉を緩めたり弛緩させた後も、100%動作指導を行うようにしています。

臨床で行なっている方法を動画で解説

実際に臨床で行なっているリリースする上記の3つの方法を簡単にですが動画で説明しています。

動画はこちらから
↓↓

まとめ

  1. 筋肉の癒着しやすいポイントは3つある
  2. 3つのポイントを中心に評価・治療する
  3. 実際に臨床で行なっているリリーステクニック

筋肉の硬さが出来やすい部位が理解できたでしょうか?

明日からの臨床で、実際にこの3つのポイントを意識して評価・治療をしてみて下さい。

腸腰筋について知り尽くしたい方はこちらから

The following two tabs change content below.
愛媛松山市の理学療法士。病院に行かない文化を作り、健康に関するリテラシーを高めることをコンセプトに、痛み・スポーツ障害・姿勢改善・動作改善のコンディショニングを行なっています。一般向け・セラピスト向けに日常生活や臨床に役立つ身体に関する健康情報などを配信しています。詳しくはプロフィールまで…
この記事を書いている人 - WRITER -
愛媛松山市の理学療法士。病院に行かない文化を作り、健康に関するリテラシーを高めることをコンセプトに、痛み・スポーツ障害・姿勢改善・動作改善のコンディショニングを行なっています。一般向け・セラピスト向けに日常生活や臨床に役立つ身体に関する健康情報などを配信しています。詳しくはプロフィールまで…
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© 愛媛リハビリ道場 , 2017 All Rights Reserved.