脳の機能から考えるパフォーマンスが上がる集中力の高め方。

集中力を高めることが仕事の効率を良くし、時間短縮に繋がります。
時間短縮に繋げることができれば、元々使うはずだった時間を自分の好きな自由時間。自分を成長させるための時間に使うことができます。
集中力を高めるということは仕事でもプライベートでも良い影響を与えてくれます。
今回は、脳の機能から考える集中力の高め方をお伝えします!!
目次
人間の集中力の限界
集中力を高める方法として、まず知っておく必要がある「ピークの時間」
いくら集中力を高めることが大事といっても、人間の脳の構造上、集中力が持続する時間は限界が存在します。
人間がかなり深い集中ができる時間
たったの15分間です!!
どうですか?
15分間しか人間が深く集中できる時間はありません。
そして、仕事をするときでもスポーツをするときでも、集中力を重視して考えるのであれば、
15分・45分・90分
この3つの時間で区切って作業をしたりスポーツをするのが望ましい。
小学校の授業も45分。サッカーも45分ハーフ。
大学の授業は90分。
日常を見ても15分・45分・90分という時間で計算されている物事は意外と多いと思います。
でも、この3つの時間は内容によって異なります。
パソコンの執筆の作業をするときに15分おきで休憩を挟んでいたら作業が前に向いて進みません。
ライトな仕事やハードな仕事など内容によっても異なるのは理解しておく必要があります!!
集中時間と集中時間の間には必ず休憩を挟む。
休憩を挟むことで新たな15分・45分・90分を生み出すことが可能となります。
そして、集中力とは‥
「集中の深さ」と「持続時間」によって決まります。
集中力が持続する時間というのは人によって個人差があり、自分に最適な集中時間をつかむことが大切と言われています。
雑念を排除する方法
集中力を上げる方法をお伝えしていきますが、集中力を高める上での敵となるもの。
雑念です!!
主な雑念は4つ。
この4つが一般的な雑念です。
この4つを排除することでも集中力をかなり高めることができます。
・物による雑念
綺麗な机と机の上に色んな物が散らばっている机。
どちらが集中できる状況を作れるでしょうか?
言うまでもないと思いますが、綺麗な机や整理された部屋や机で作業をする方が、圧倒的に集中力を高めることができます。
机の周りが散らかっていたらどういった状況になるでしょうか?
探し物をしていたら費やす時間が掛かる。
何か見つけたらそっちに集中力が削がれてしまう。
一旦切れた集中力を元に戻すためには15分間必要なため、毎回探し物をしている時間が無駄な時間であり、集中できない原因となるのです。
だから、机の周りや部屋は綺麗にしておく必要がありますし、パソコンをよく仕事で使用する人はデスクトップを日頃から整理していつでもどこにどの書類があるかやデータがあるかを把握しておくことが無駄な時間を省くコツです!!
・思考による雑念
これは誰もが経験したことがあると思いますが、
仕事をしていると、全く違った関係のないことを考えてしまうことがあると思います。
「昼ご飯は何を食べに行こうかな」
「〇〇さんにメールの返信をしてなかった」
このような思考による雑念も間違いなく集中力を阻害する1つです。
そして、少し違ったことを考えるだけでも1秒の雑念が15分の時間ロスを生むことに繋がってしまいます。
この思考による雑念を消去する方法
それは、未完了課題を完了課題にすること。
人の頭に浮かんでくる思考による雑念は、未完了課題ばかりです。
「どうしようかな?」
「〜したいな」
このような思考がほとんどです。
この未完了課題を完了課題にする。
つまり、「決める」ということ。
1日のスケジュールをあらかじめスケジュール帳に書いておくのも有りですし、
お昼ご飯は何にしようかなと浮かんできたのであれば、紙に「〇〇時に△△に行く。」と決めたことを書くことが最も雑念を消す方法です。
人間である以上、思考による雑念が入ってくることがあります。
その雑念をどれだけ早い段階で処理できるかが大切で、頭に浮かんだことは紙に書いて決めてしまうことが手っ取り早い方法です。
これは紙に書くことが重要で、紙に書かなければ決めたことにならないため、思考のままにせず紙に書いて思考を完結させることが大事です。
雑念が出たら紙に書き出す。紙に書いたら忘れる。
この流れです。
でも、紙に書いてもなかなか忘れられない。
そういった場合は前頭葉が疲れている証拠。
前頭葉は物事を切り替える働きがあるため、なかなか切り替えることができない場合は、休憩を取り入れたり前頭葉の機能を上げることが大事です。
前頭葉の機能を上げる方法としては、
この3つが代表的なものです。
朝起きてカーテンを開けて光を浴びる。
30分ほどウォーキングする。
朝食をしっかり噛んで食べる。
このような単純なことでも前頭葉の機能を高めることができ、思考の切り替えを上手くできるようになります。
・人による雑念
これも誰でも日常的に起こること。
集中力が高まっているときに、電話がかかってきたり、周りの人に声をかけられて集中力が途切れていまう。
このケースも集中力を元に戻すのに15分必要とする。
仕事中に2度、3度と立て続けに邪魔が入ることにより、どんどん時間ロスに繋がり、職場であれば残業に繋がり、制限時間内に仕事が終わらないということに繋がってきます!!
この人による雑念を消去する方法。
「集中空間を作ること」です。
誰にも声をかけられない「行きつけのカフェ」など環境を帰ることが可能であれば自分だけになれる自分が落ち着く空間に行くことが手っ取り早い方法です。
会社でもそれ以外でも、
できるだけ隔離した環境で集中力を高めると仕事効率が一気に高まり、仕事が猛烈にはかどりますし、とりあえず閉鎖空間を自分で造ることがポイントです!!
・通信による雑念
これは現代人に多い雑念。
先ほどの人からの雑念を消去する際にも言えることですが、携帯やスマホの電源をオフにしないと全く意味がありません。
「携帯電話が10分おきに鳴る。」
「メールの通知が来る。」
「SNSを確認していまう。」
この時点でもう終わりです!!
音が入ってきた時点で集中力はゼロです。
だから、携帯電話・スマホの電源は必ずオフ。
正直、90分間携帯電話の電源を切って電話に出なかっただけで、別に何も変わりません。
これができないと通信による雑念を排除できないですし、時間を無駄遣いするだけです。
制限時間を設けることの重要性
・なぜ夏休みの宿題を最終日1日だけで終わらせることができるのか?
・なぜ翌日が締め切りの仕事を間に合わせることができるのか?
普通に考えて不思議じゃないですか?
最初からやれるならやっとけよ。と思うかもしれませんが、それは無理なんです。
「火事場の馬鹿力」という言葉があるように、実際に人間は危機になると普段発揮しない能力を発揮することができると研究でも判明しています。
人は追い込まれると、脳内でノルアドレナリンという集中力を高めるホルモンを分泌することができ、学習能力を高め、脳を研ぎ澄ます作用があります。
その結果、普段発揮することができないパフォーマンスを発揮することができたりします。
人間は命の危機や追い込まれたときには最高のパフォーマンスを発揮できるのうになっている!!
森でクマに追いかけられたら普通に100m走を走るより早くなるでしょ。笑
・ストップウォッチ仕事術
ストップウォッチを使用し、実際に時間を目に見える形にすることでさらに効率を高めることができます。
実際に仕事をするときには、「〇〇時間で終わらせる」と決めて行うことで、ダラダラ仕事をすることがなくなり、制限時間を作ることでより集中して仕事をすることができます。
実際に制限時間内に仕事が終わらなかったとしても、普段より確実に仕事がはかどっていると思います。そして、アラームは鳴らないようにしておいた方が集中力が最後まで続くため音が鳴らないようにして制限時間を設けることが効果的ですね。
締め切りを決めた仕事術の効率性
緊張感があったり、追い込まれていた方が仕事のパフォーマンスが上がるとお伝えしたように、締め切り期限や期日を決めておくことで、仕事のパフォーマンスが向上します。
「制限時間を決めることの重要性」
・なぜ夏休みの宿題を最終日1日で終わらせることができるのか?
・なぜ締め切りが迫った仕事を何とか間に合わせることができるのか?人は期限や期日、制限時間を設けることで脳のパフォーマンスが最大化して時間を効率良く使える!!
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) September 25, 2017
「〇〇日までには絶対に終わらせなければいけない。」
こういったことが頭の中にあると確実に集中力が倍増しますし仕事をするスピートが上がります。
仕事は延ばさず、決めた締め切り日までに意地でも終わらせるように厳守することが大事です!!
絶対に残業しないための仕事術
現代の日本人は毎日当たり前のように残業しています。
ですが、絶対に残業しない方法があります。
「仕事の後に予定をわざと入れる。」
これをすることで業務時間内に意地でも仕事を終わらせなければいけないと思い仕事の効率がアップします。
なるべく、時間が変えられないものなどがより良いですね。
・どこかに旅行に行くから飛行機の時間に間に合わせる。
・ネットで映画のチケットを購入して上映時間に間に合わせる。
こんなことでも仕事の後に予定を入れることで仕事の効率性が上がります!!
まとめ
- 人の集中時間が持続する時間は短時間
- 雑念を排除することで集中力を高めることができる
- 時間の制限を設けることで仕事効率が上がる。
今回は集中力を上げる方法を中心にお伝えしました。
集中力 × 持続時間 = 仕事量
です。
だから、集中できなければ時間を有効に使うことは不可能です。
集中力を高める訓練や環境などを整えて仕事や作業をしましょう。
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