自宅で出来るセルフケア。カラダの中心の筋肉を効かせるトレーニング。

人間のカラダは全身繋がりがあります。
そして、その繋がりは良くも悪くも日頃の使い方次第で変化してしまいます。
今回は、現代人が使えていないカラダの中心部分の筋肉を効かすためのトレーニング方法をいくつがご紹介します。
目次
カラダの繋がりと現代人のカラダの使い方
人のカラダは筋肉があることは誰もが知っていると思います。
その筋肉の周りには、筋膜といって膜で覆われており、その筋膜は全身ボディースーツの様に繋がっています。
この筋膜は、ライン状に全身繋がっているわけですが、人それぞれの生活習慣の繰り返しなどから使いやすい筋膜ラインと使ってない筋膜ラインに分かれてしまっているのが現状です。
特に、現代人で多いのが…
カラダの外側の筋肉ばかり使ってしまって、本当に使うべき内側の筋肉が使えていない
この典型的な例が、
変形性膝関節症です。
年齢を重ねるにつれて…
- 膝が痛くなる
- 膝が変形する
これらの原因もカラダの筋肉の使い方が悪く、決まった場所以外の筋肉が使えていないから同じ場所に繰り返しストレスが掛かり、その結果が痛みや変形に繋がっているということです。
上記に2枚の写真を載せましたが…
- 1枚目が本来人間が使うべきカラダの内側の筋肉。
- 2枚目が現代人が使い過ぎているカラダの側面の筋肉。
使用頻度を、外側の筋肉から内側の筋肉へシフトさせる必要があり、外側の筋肉を使う頻度を減らして行くことがポイントになってきます。
カラダの内側の筋肉で大切になってくる筋肉
カラダの内側の筋肉ですが…
いわゆるインナーマッスルと呼ばれる様な筋肉です。
- 横隔膜
- 腸腰筋
- 内転筋
- 後脛骨筋
この辺の筋肉が特に重要になってきます。
今回は、これらの筋肉のトレーニング方法をご紹介して行きます。
大腰筋のトレーニング方法
カラダのインナーマッスルで最も重要なのがこの「大腰筋」
大腰筋がしっかり機能する様になるとカラダの外側ばかり使うことなく、しっかり内側の筋肉を使ってカラダを支えることが出来る様になります。
床で行う大腰筋トレーニング
椅子に座って行う大腰筋トレーニング
内転筋のトレーニング方法
内転筋の特徴として…
筋力が付きにくく、筋力が落ちやすい
これが内転筋の特徴です。
筋力が落ちやすいからこそしっかりケアをすることが重要になってきます。
床で行う内転筋のトレーニング
立って行う内転筋のトレーニング
大腰筋と内転筋の両方を効かせるトレーニング方法
上記のトレーニングに付け加えて…
実際のカラダの構造上、大腰筋と内転筋は筋膜で連結しており、繋がっているので、お互い同時に働かせるトレーニングをすることも必要になってきます。
横隔膜のセルフケア方法
横隔膜は、呼吸に関わっていますが、
横隔膜もしっかり筋肉です。
横隔膜の働きが悪くなっていると、大腰筋や内転筋の働きも悪くなってしまうので、横隔膜がしっかり緩んだ状態にしておくことは重要です。
横隔膜を自分で調整する方法をご紹介しています。
カラダの内側の筋肉を働かせるトレーニングの補足
4つ動画で紹介していますが、これらのトレーニングもカラダの内側の筋肉を働かせる上では必要なカラダの機能になってきますので、参考にしてもらえればと思います。
まとめ
現代人は、カラダの外側ばかり使いがちになっていて、本当に使うべき内側の筋肉が使えていない。
外側から内側の筋肉を使える様にシフトしていくことが重要になってきます。
どんな人に対してもめちゃくちゃ大切なトレーニングなので参考にしてみて下さい。
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