「ダメな奴」「落ちこぼれ」から始まった自分の理学療法士ストーリー。

- 自分はダメなヤツなんだ…
- 何をやっても人より出来が悪い…
そう思っているセラピスト、学生さん、生き方や働き方に困っている人に見てもらいたくてこの記事を書こうと思います。
これは、作り話でも何でもなく、全て実話です。
自分の理学療法士になるまでの過去のストーリーを書こうと思います。
色々と悩んでいる人のために少しでも役立ててもらえたら嬉しいです。
興味がある人は見てもらえればと思います。
目次
自分の小学生・中学生時代の話
小学校は、全校生徒60人くらいの超田舎の学校です。
まあどうでもいいですがww
自分の小学生・中学生の時の話をさせてもらいます。
小学2年生から野球を始めて、野球ばかりしていた少年時代でした。
野球やスポーツはめちゃくちゃ好きだったけど勉強は嫌い。
勉強は嫌いでやりたくなかったけど、塾にも行ってたし、別に好きじゃないけど人並みには勉強も嫌々ながらやっていました。
でも、小学生の時から、国語や算数は大人になってからも役立つ事あるだろうなと思っていたけど、
理科や社会とかは、別に科学者とかになるわけじゃないし、絶対に勉強する必要ねーだろ…
って思いながらも、教員に勉強しろって言われるから素直に言う事聞いてやってた感じでした。
でも、勉強する理由が分からなかったし、大人に「何ためにのか勉強をするのか」という理由を質問しても、
- 勉強しないと高校や大学に行けなくなるから
- いい仕事に就けなくなるから
- 義務教育だから
- いつか役に立つ時が来る
間違いなくこの4パターンでした。
自分が小学生の時に、
大人に「何で勉強しないといけないの?」と質問しても、①いい仕事に就くため
②高校や大学に入れなくなるから
③義務教育だから子供が腑に落ちる「何のために」や「やる理由」を答えないとやらない。
そして、大人が目の前で楽しそうに勉強してたら子供も絶対やるね。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) March 17, 2018
なんか理由が自分の中で腑に落ちる理由がなかったから全くモチベーションにはならず、小学校・中学校と嫌々やってた感じ。
まあ、小学生・中学生時代はまだマシ。笑
高校時代がマジで悲惨。笑
「ダメなヤツ」と言われ続けた高校時代
自分の高校時代の話。
小学校・中学校は嫌々ながらも勉強やってたから人並みぐらいの成績ではいた。
でも、高校に入って、県内でも野球が有名な強豪校と言われる様な学校だったから、勉強は全くせずに野球しかやってなかった。
むしろ野球しに高校行ってた。
そして、高校も普通科とかじゃなくて、商業科だったから、
簿記だったり、電卓だったり、パソコンで訳の分からない情報処理してみたりプログラミングだったり、絶対に自分には合ってないだろうなということをやってた。
マジで人生で1番勉強が面白くなかったし、やりたくないからやらなかった。
そしたら、
- テストは全部赤点
- 教室の席は3年間教卓の前
- 100点満点のテストで2点
- 放課後に補習に呼ばれる
- 検定試験に全く合格できない
- 進級できるかも危うい
マジでヤバ過ぎです。笑
まあこんな状態だから、学校の教員や友達からも、
- 出来が悪いヤツ
- バカなヤツ
- 頭が悪い
- 落ちこぼれ
- 多分何やらしてもダメ
直接言われたこともあるし、遠回しにそれに近いことを言われたりすることもざらにありました。
理学療法士の専門学校に入学することを決めた時
高校3年生になって、
理学療法士の専門学校に入学することを決めて、周りの友達や教員に話すと、
- お前には無理
- どんな仕事か分かってるか?
- どうせ辞めるだろう
- 勉強できないのに人のカラダ診れないでしょ?
- 考え直したら?
- その前に専門学校入れるのか?
頑張れと背中を押してくれるのは自分の両親ぐらいで、周りからは「お前には無理だ」と言われる割合の方が圧倒的に多かった。
実際に、専門学校に入学してからは、
最初は、筋肉や骨の名前などなれるのに大変でしたが、意外と勉強するのが楽しい。
多分、高校3年間でやりたくないことやってたから超楽しく感じたのかもしれない。笑
こんな感じで、学校生活も特に問題もなく、国家試験も合格して理学療法士免許を取得できた。
理学療法士免許を取得してから
専門学校時代〜現在にかけて自分と出会った人は、過去の自分のことを知らないから、理学療法士になって働いているのは当然の様に思っていますが、
当時の高校時代の自分を知る人にたまに出会うと、
- 国家試験に合格したのも奇跡。
- 仕事してるのか?
- 学校卒業できたのか?
必ずこの様に言ってきます。
でも、言いたい様に言えばいいと思うし、言わせておけばいいと思っています。
まあ、過去のイメージが強い分そう思われても仕方ないのかもしれないですね。
自分の過去の経験から伝えたいこと
自分の経験からも、高校時代は、商業科目ばかりの勉強だったから興味も湧かずやりたくないことやってたから、成績も悪いしで「ダメなヤツ」と言われてていたんだと思います。
でも、理学療法士というカラダに関することを勉強してみると、楽しいし、明らかにパソコンを弄ってプログラミングとかしていた時と比較してもやりがいを感じて毎日を過ごしていました。
自分のTwitter見てくれているのセラピストや学生さん多いから知っててもらいたいけど…
人には向き不向きが絶対にあるし1つダメでも気にする全然必要ない。
養成校でビリの成績でも全然どうにでもなるし、テストの点数でどっちが知識があるとか無いとか他人と比較するのマジでしょうもないからね。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) March 16, 2018
人には、得意・不得意、向き不向きが絶対にあります。
多くの人は、人の不得意なことや不向きなとこばかりに目が行き、そこを見てその人の能力を評価してしまいがちになります。
自分の場合では、パソコンを使ったプログラミングや電卓や簿記などは絶対に向いていなかったし、不得意だったけど、理学療法士を目指してからのカラダの勉強は得意かは分かりませんが、どちらかというと向いていたんだと思っています。
だから、今もし、
セラピストで働くのがつまらなかったり、学校で成績が悪かったり、楽しくなかったとしても、全然自分のことをダメとは思わないで欲しいです。
理学療法士という1つの職業から見ても、色んな働き方があって…
- アロマやってたり
- ヨガやってたり
- ファスティングやってたり
- 美容に関する仕事してたり
- フリーランスで働いていたり
- スポーツ選手しか診てなかったり
- 中枢疾患に特化した治療してたり
- 介護分野に力入れてやってたり
- 徒手療法の勉強やってたり
- 予防医学の大切さ伝えていたり
- 地域を盛り上げる活動してたり
- ブロガーで情報発信していたり
理学療法士だから病院や施設で働かないといけないというルールはないです。
この様に、色んな働き方があるし、「やりたいこと」や「やってみたいと思うこと」が実際にできる世の中です。
絶対に「向いていること」「得意なこと」は誰でもあると思うし、別に「得意」か「向いている」かが分からなくても、やっていて楽しいと思えることであればOKだと思います。
セラピストも、学生時代に成績悪かったけど、実習や臨床に出たことをきっかけに勉強し始める人もいる。
確かに、学生時代に患者さんを見たこともないのに勉強するモチベーションを維持するのは大変だと思う。
人は何かをきっかけにスイッチが入るし、理由がないとやろうとしないのが普通だね。
— 薬師寺 偲 Shinobu Yakushiji (@gmawgmaw) March 17, 2018
そして、学生の時は全然勉強できないし、成績も悪かったけど、
ある特定の分野に関しては別人の様に勉強してたり、セラピストになってからスイッチが入ったりするセラピストとも色々出会ってきました。
別に、
こうしなければいけない。とか
こうあるべき。とか
そんなことは全くないし、
患者さんを治せるゴッドハンドのセラピストだけが良い理学療法士・作業療法士とも全く思いません。
だから、「ダメなヤツ」とか「落ちこぼれ」とかまずそんな人はいないと思います。
自分の「興味があること」「やってみようかな」とか軽い気持ちからでもいいと思うので自分の才能が活かせたり、楽しめることを見つけられる様に日々チャレンジしてみることが大事なのかもしれないですね!!
まとめ
理学療法士になってマジで良かったと自分は思っています。
高校3年生の時の自分の選択に感謝ですね!!
セラピストやってるのがつまらなかったりする人もいると思いますが、セラピストでも色んな働き方があるし、セラピストだから「こうしないといけない」とかはないです。
転職しても良いし、興味があることや楽しそうだなと思うことから始めてみましょう!!
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