8割以上のセラピストが絶対に知らない。聞いこともない。気にしたことすらない。治療がグンと上手くなる秘密の方法!

現在は色んな手技やテクニックが世に出回っています。
世に出回るということはどれも素晴らしい物ばかりなんだと思います。
でも、テクニックを習得することや基礎知識を付ける勉強をするのもいいんですが、
セラピストの治療の本質はもっと違ったところにあるんです…
目次
セラピストの治療の本質とは?
セラピストの基本は、解剖・運動・生理学だと言われています。
間違いなくこの3本柱はめちゃくちゃ大事なんですが、
この3本柱と同じくらいセラピストにとって大切なことがあります。
それは、
自分の手の感覚です。
僕たちセラピストは、動作分析をしたり問診をしたりしますが、最終的に患者さんの身体を変えていくときには身体に実際に触れて治療していくと思います。
つまり、手で触れて相手の身体の状態を変えていくということです。
だから、相手の身体に唯一接する部分である手の状態が非常に大事で、自分の手の感覚が良いか悪いかといったことだけでも治療効果は大きく変わってきます。
治療が上手くなるための方法とは?
治療を行う際に皆さんはどの様に日頃されているでしょうか?
治療方法に正解はないですし、色んな方法があっていいと思いますが、
治療が上手くなるためには、
強押しをしていても上手くならないと言われています!!
対象とする組織によって多少異なりますが、
基本的には人間の身体は手で触れている程度で変化します。
グイグイ押す必要もないし、揉みほぐす必要もない。
ただ相手の身体に触れておくだけです。
僕も臨床1年目の頃はグイグイ親指で押したり揉みほぐしたりしていましたが、現在は手で触れる程度で、力なんかはまず使いません。
しかも、筋肉を緩めたりする精度は確実に今の方が上がっています。
だから、力一杯揉みほぐさないといけないという考え方は間違いで、
結論を言えば、治療に力なんか一切必要ありません。
動画で解説しています。
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治療の時は自分の頭の中の状態も大事
実は、治療の時は手の感覚や手の状態も大切なんですが、
頭で何を考えているかも非常に重要なポイントになってきます。
自分の精神状態や頭の中の状態によっても治療効果は左右されます。
じゃあ、治療の時に大事な頭の中とは、
・治そうと思わない。
・治っても治らなくてもどっちでもいいや。
・ボヤーっとして何も考えない。
・適当に治療する。
こんな状態で治療することがより効果を出しやすい状態です。
ふざけている気もするかもしれませんが大真面目です。
適当に治療するとか言ったら怒られるかもしれませんが、なんでこの様な状態で治療した方がいいのかを続けて説明していきます。
潜在意識と顕在意識の問題
この顕在意識と潜在意識が非常に大きくセラピストの治療場面と関与しています。
これは、治療の場面だけでなく日常生活やスポーツの場面でも例えることができるので後で例えで説明しますね。
まず、顕在意識と潜在意識の説明をします。
多分聞いたことある人もいるんじゃないですかね??
顕在意識とは??
顕在意識とは、
自分の頭で考えること
です。
これが顕在意識です。
例えば、
今日はこれを食べよう。明日〜に行こう。
みたいな感じで自分の頭で考えることが顕在意識。
潜在意識とは??
潜在意識とは、
自分の頭では考えていない無意識的に腑に落ちていること
です。
これが潜在意識です。
例えば、
どうやって歩いているか聞かれても無意識に歩いていますよね?
野球のバットを振る場面でも振り方とか考えてないですよね?
こんな感じで自分の頭では考えてない意識のことを潜在意識と言います。
動画で顕在意識と潜在意識についてまとめています。
顕在意識と潜在意識が治療場面とどう関わっているのか?
結論から言えば、治療の時には潜在意識に近い状態で治療をすることが重要です。
人間の意識は今紹介した顕在意識と潜在意識の2パターン存在します。
この顕在意識と潜在意識の割合ですが、
・顕在意識 → 10%
・潜在意識 → 90%
これが人間の頭の中の意識の割合です。
つまり、人間の頭の中のほとんどが潜在意識下であり、人間は無意識下で生きている動物です。
いい例があります。
・毎日運動しようと思うが3日坊主になってしまう。
・タバコをやめたくても辞められない。
・明日から勉強をしようと思っても結局しない。
これらは全部、潜在意識が顕在意識より上回っているから起こることです。
運動しようと頭で考えても、頭で考えていない無意識の部分で運動しなくていいと腑に落ちているから運動が続かないんです。
だから、明らかに潜在意識の割合が高いし強い。
つまり、人間が良いパフォーマンスを発揮する時には潜在意識下にある時。
です。
だから、治療の場面で、
・絶対良くしたい。
・何とかしないとヤバい。
・全然分からない。ヤバい。
みたいな感じで、自分の頭で必死に考えてしまうのは顕在意識が働いてしまうので逆効果になります。
本気で考えるのは評価の時で治療の時は適当です。
実際に僕もこの様にしています。
だから、楽な気持ちで治療することが大事です。
治療の時に治療部位を見ない
僕は治療の時に、治療部位を基本的に見ないですし常に適当に治療しています。
治療部位を見ないって意味が分からないと思いますが、
治療部位を凝視せず、ボヤーっと全体を何となく見たり、治療部位を見ないことで間違いなく治療効果が上がります。
治療場面で説明するのは理解しにくいと思うのでスポーツの場面で例えます。
野球のピッチャーはストライクを投げないといけませんが常にキャッチャーを凝視してません。
絶対に視線を外します。
バスケットのシュートもリングを凝視し続ける人は少ないです。
リング全体を何となく見たり視線をちょっと外したりすると思います。
これも意識になってきますが、全体を何となく見たり、治療部位を見なかったりすることで、潜在意識下に入りやすいと言われています。
動画で解説しているのでご覧下さい。
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手の感覚を上げるセルフワーク
治療において重要なことをまとめると、
知識 + 手の感覚 + 潜在意識 = 治療精度
だと僕は考えています。
そこで、ここまでブログを読んで頂いた方に、手の感覚を上げるセルフワークをプレゼントします。
セラピストにとって手の感覚は命です。
手の感覚を上げるセルフワークをすることで、相手の身体に触れた時に感じられる情報が増えてきます。そして、微妙な筋緊張の差や筋肉が緩む感覚が分かってきます。
手の感覚を上げるセルフワークは色々ありますが、今回は3つ紹介します。
①一次呼吸を感じる
②自分の手をとにかく触る
③身体を緩める
この3つです。
詳しいことは動画で説明しています。
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まとめ
- セラピストは手の感覚が命
- 治療に力は一切必要ない
- 治そうと思わないことが治せる治療
- 潜在意識下に入ることが大切
- 治療部位は見ない
- 手のセルフワーク
こんか感じですね。
本当にセラピルトは手の感覚や意識の持っていくところで治療効果が左右されます。
結構知られていないことですがこの際知って頂ければと思います。
でも、感覚の前に解剖・運動・生理学の3本柱がさっぱり分からなければ感覚以前の問題になりますので基礎知識も大切ですよ。笑
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